ストレスがたまったら本のまとめ買い。結果は積ん読。なんとかしなきゃ…。ということで書評のブログです。ときに音楽や趣味の記事も…。
by bibliophage
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『ネコソギラジカル(上)』 リズミカルな文章で引っ張ってます
d0018433_7184359.jpg著者:西尾維新 
書名:ネコソギラジカル(上)
発行:講談社
根こそぎ度:★★★☆☆

メフィスト賞出身、すさまじい人気の西尾氏「戯言(ざれごと)シリーズ」最終章の序章。
『ネコソギラジカル(中)』がすでに販売されていて、ネットや書店売上げでも一位を記録する人気。初心者としてはまず(上)から入った方がわかりやすいかと…。

以前の戦いの負傷で入院中の主人公:ぼく:いーちゃん。みいこさんと崩子ちゃんがお見舞いにきている所に、「十三階段」の一人奇野頼知が現れた。持っていた「狐面の男」からの手紙。それが宣戦布告の合図だった。ぼくは、敵の待つ澄百合学園に仲間とともに乗り込む。

(上)から読んでも、前の話とのつながりがわからなくて大変でした(苦笑)。登場人物表じゃなくて、それまでの経過を書いておいて欲しい…。読者は「戯言(ざれごと)シリーズ」を全部読んでいるという前提になっています。

しかし、読み進むと、なかなか面白いです。文章のリズムがよくて、似た文の繰り返しと対比が特徴的です。
弱さじゃない確かな強さに、甘さじゃない確かな優しさに、 とか
<幸福>にして<不幸> とか。
それと、言わずもがなの萌えキャラ。妹格の美少女、崩子ちゃんが背中に抱きついてきたり、メイドのひかりさんが「ご主人様」と言ったり…。江本園樹ドクターの壊れた人格にも笑えます。まさにコミックのノベライズみたいですね。

ただ、ちょっと展開が遅い感じ。ここまで引っ張れるのは、相当な筆力と言えるかも。本格的な戦闘シーンが始まっていないのでこれは(中)に期待です。しかし「戯言(ざれごと)」って何かの技なのかな?
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by bibliophage | 2005-06-27 07:22 | その他小説
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