ストレスがたまったら本のまとめ買い。結果は積ん読。なんとかしなきゃ…。ということで書評のブログです。ときに音楽や趣味の記事も…。
by bibliophage
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久坂部羊『破裂』考
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著者:久坂部羊
書名:破裂
発行:幻冬舎
購入動機:著者のファン
衝撃度:★★★★☆

前作「廃用身」も医学の常識に刃向かう面白い内容でしたが、今度の作品「破裂」はパワーアップしてます。キャッチコピーもすご過ぎます(タイムリー!)。

心臓外科教授をねらう香村と野望を持ったエリート官僚佐久間。二人とも最高に脂ぎってます。それに対して医療過誤を告発する麻酔科医江崎。こちらも結構壊れてます。
著者:久坂部羊氏はさすがに阪大卒の医師だけあって、これほど詳しく大学病院勤務医のことを書いた作品はないと思います。医者の失敗を集めた「痛恨の症例」のエピソードも実例からとったに違いありません。

全体にサスペンスがかっていてとても面白く一気に読めました。医学情報小説としては、最高のものと言えるでしょう。
手術室の記載がとても詳しいことからドクター久坂部は外科系出身で、現役ならば眼科耳鼻科などのマイナーな科の所属ではないかと推測しました。老人を切り捨てる、という首尾一貫したテーマ(笑)をお持ちなので、年令も30-40台と想像しました。

いずれにせよ、この作品が素晴らしいことに変わりありません。
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by bibliophage | 2005-04-04 07:01 | ミステリ-
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