ストレスがたまったら本のまとめ買い。結果は積ん読。なんとかしなきゃ…。ということで書評のブログです。ときに音楽や趣味の記事も…。
by bibliophage
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『テレビの嘘を見破る』 テレビのやらせは許されるのか?
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著者:今野勉 
書名:テレビの嘘を見破る
発行:新潮社
購入動機:書評
目からウロコ度:★★★★★

著者の今野氏は多数の番組を作ったプロデューサー。生粋のテレビマンがその脚色の仕組みを明かした本なので、さすがに面白い。
例として、生保のCMで使われた母子の象の話。水中に落ちた子象と引き上げられた子象は別の象を違う時に撮ったもの!とか。

著者は、問題になったNHKスペシャルの「禁断の王国ムスタン」事件を話の中心にすえて、ドキュメンタリーにおけるやらせについて検証します。わざと落石させたり、高山病の演技をしたりなど、誇張、歪曲、捏造などが確かにあった、としています。
しかし結論として、テレビにおけるやらせは善悪の倫理で判断されるものではなく、はじめに事実に基づくというスタンスがあればどんな方法を使っても許される、としています。

確かに著者のように確固とした考えで番組を作っている人はOKと思います。しかし現実のテレビをみる限りはそうばかりとは思えません。視聴率を上げるために事実を捻じ曲げて作った番組が多いのが実態ではないでしょうか。

ところで、杉田かおるが24時間テレビで100km走ったというのは本当でしょうか。私は絶対にやらせだと思っていました。ところが、2chネラーの追跡サイト見てをみると意外な結果が…。
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by bibliophage | 2005-04-06 01:02 | 新書
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