ストレスがたまったら本のまとめ買い。結果は積ん読。なんとかしなきゃ…。ということで書評のブログです。ときに音楽や趣味の記事も…。
by bibliophage
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『「震度7」を生き抜く』 もし、大地震が起きたら生き残れるか?
d0018433_831049.jpg著者:田村康二 
書名:「震度7」を生き抜く
発行:祥伝社
実用度:★★★★☆

2004年10月の中越地震と40年前の新潟地震の二つを体験した医師、田村氏による地震に遭遇した時のサバイバル術。

つまるところ、個人も企業も自分自身の生活は自ら守る時代だということである。…自助努力こそが、自分を救う…(10章)

8.16宮城地震の折、東京でも何度も大きな揺れが連続し、ひょっとして本物(東海地震)が来たかなと若干心配しました。最近、大地震については他人事とは言っていられなくなり、この本を読んでみました。

元山梨医大教授、70歳現役の田村氏は地震後の手回しが実によく、マンションの10階の住まいだったのをその日のうちに3階に引越しの手続きをし、ホテル・ニューオータニ長岡の部屋をコネを通して1週間押さえています。一般人はこんな芸当はできませんw。

都市部でなく大きな建物・人口が少ない、などの理由で阪神・淡路大震災よりもぐっと死傷者が少なかった(死者40人vs6433人)ものの、中越地震の震源地での重力加速度は阪神の2倍以上で、「突然下から突き上げられる感じ」「道が揺れて、車がパンクしたかと思った」「箪笥、包丁が飛んできた」などの声を聞くとその大きさがわかります。

田村氏によれば、最初の5分は
1.  明かりの確保
2.  逃げ口のドアを開ける
3.  頭を保護する(座布団など)
、が生死を分けるとのこと。
また、携帯電話は1時間以内に通じなくなるから、NTT「災害用伝言板サービス」「災害伝言ダイアル」を使い、手回し発電機つきFMラジオがおすすめ、とありました。

生活上は、トイレが一番の問題なので、尿瓶、簡易トイレ、排尿パンツが便利であり、寝袋、ホカロン、小銭、携帯電話の電源アダプター、水2リットルなどが必要と書かれていました。
また医者らしく、車内寝泊りによるエコノミー症候群への対処法や、うつ、PTSDなどへの言及も見られました。

いざという時に、せめて心構えだけでも持っておくために、読んでおくべき実用的な本だと思いました。自助努力か・・・。本棚や食器棚を壁に固定するくらいは急いでやらねば…。
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by bibliophage | 2005-08-24 08:06 | 新書
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