ストレスがたまったら本のまとめ買い。結果は積ん読。なんとかしなきゃ…。ということで書評のブログです。ときに音楽や趣味の記事も…。
by bibliophage
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『誰か somebody』 誰にでも失敗作はある…
d0018433_2181690.jpg著者:宮部みゆき 
書名:誰か somebody
発行:光文社
緊迫度:★★☆☆☆

国民的作家宮部みゆき氏の2003年作品がノベルス版で登場。

今多コンツェルン会長の専属運転手梶田は自転車に轢き逃げされ、頭部打撲で死亡した。その二人の娘は、犯人を捕まえるにはどうすればよいか色々と考える。今多会長は、義理の息子である杉村に相談に乗るように依頼した。杉村が梶田の過去を調べていくと、隠されていた事実が浮かび上がってきた…。

書店に平積みにされていた新刊の中で、この本の減りが一番目立っていました。やはり人気ですね、宮部みゆき。

今多会長の娘婿、逆玉に乗った杉村が探偵役ですが、これが根っからの善人で、前半は彼のペースで話が淡々と進みます。宮部氏得意の几帳面な説明調なのですが、話に緊迫感がないので、やたらとノリが悪い感じ。文章はすらすら読めるので、ページは進むのですが、展開が小さいというか、あまり事件が起きないというかで、後半もそのまま進んでしまいます。
さすがに最後にオチがあり、伏線をたどればなるほどそうなのね、と思うのですが技がショボイ印象で、びっくりしません。
各人物の背景などはよく考えられているとは思いましたが…。

期待して買ったら外れると思います。『RPG』も私はイマイチと感じましたが、あれに近い印象。淡々と進んで「家族とは何か」を考えさせられる、みたいなのが好きな方は楽しめるかもしれません。私はダメでした。探偵役が原因かなぁ…。
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by bibliophage | 2005-08-27 21:10 | ミステリ-
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