ストレスがたまったら本のまとめ買い。結果は積ん読。なんとかしなきゃ…。ということで書評のブログです。ときに音楽や趣味の記事も…。
by bibliophage
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『LEONの秘密と舞台裏』 勝ち続ける編集長の秘密
d0018433_9512530.jpg著者:岸田一郎 
書名: LEONの秘密と舞台裏
発行:ソフトバンクパブリッシング
自信度:★★★★★

主婦と生活社の 「LEON」 「NIKITA」 両誌のカリスマ編集長、岸田氏による雑誌を成功させる方法。

「私は雑誌作りにおいて、他誌を手本とするつもりはなく、常にオリジナリティを大切にします。(第3章より)」


これは面白い!編集者だけでなく、すべてのビジネスマン必読の書ではないでしょうか。

岸田氏は、まず家庭画報社で「BIGMAN」の編集者となり、株式マンガ本をヒットさせます。次に20代男性向け雑誌「BEGIN」を編集長として成功させ、関連誌を立ち上げます。そして会社を移り、高級メンズ誌に挑戦することになったわけです。

40-50代で年収1500-2000万(!)の層をターゲットに、「実用性」を重視した高級ブランドを扱うライフスタイル誌
というコンセプトで、2001年勝負に出ます。
勝負といっても戦略が実に綿密に計算されており、10万部前後の売上げに対して、その2倍の収入が広告から入っています。

今までほとんどの雑誌を成功させてきた岸田氏に言わせれば、失敗ばかりするのは「再販制度と取次ぎシステムにつかりきって経営感覚のない、権威主義的な古い」編集者ということになります。
「勝てば官軍」式に見えますが、周到な準備とリスク回避能力、経営センス、独創性、すべて兼ね備えた岸田氏でこそ、この成功があったことは間違いありません。
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by bibliophage | 2005-10-01 09:55 | 評論
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