ストレスがたまったら本のまとめ買い。結果は積ん読。なんとかしなきゃ…。ということで書評のブログです。ときに音楽や趣味の記事も…。
by bibliophage
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『「脳」整理法』 占いから相対性理論まで
d0018433_15401194.jpg著者:茂木健一郎 
書名:「脳」整理法
発行:筑摩書房
脳自由度:★★★★★

気鋭の脳科学者が語るアタマの使い方。

「はじめて異性とデートするのも…はじめて出社する日も、一回性の体験です。そのような一回性の体験を大切に刻印し、整理していく脳の働きこそが、私たちの人生をつくっているのです。(第一章より)」


今朝の新聞の宣伝によると5万部を突破したとのこと。ベスト10にも入っていました。
これは面白いです。
脳が一番多く直面する物事は、半ば必然で半ば偶然に起きる、すなわち「偶有性を持った」性質があり、それらをどういう風に整理するかが、最も大切な脳の働きだ、というのが著者の一番の論点です。
一方に科学的で必然の世界である「世界知」があり、もう一方に私たちが一人称でいかに生きるかという「生活知」があり、その間に存在する人生の大半を占める偶有性を持った出来事をいかに整理するかが我々の脳にかかっている、というわけです。

たとえがとてもわかり易く、偶然の幸運に出会う能力「セレンディピティ」について、ノーベル賞級の発見(田中さんの例など)と素敵な恋人に出会う能力とは実は同じである、と言ったりします。
神の存在は否定していますが、占いの存在意義は有るというふうに自由自在な発想をしています。
筆者のいう「クオリア」の意味が今ひとつつかめませんでしたが、全体的にはとてもわかりやすい内容になっています。

今日から私もセレンディピティを高めるべく、「行動」「気づき」「受容」のパターンで行きたいと思います……って何か「チーズはどこに行った」とか「Good Luck」調ですね。
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by bibliophage | 2005-10-16 15:42 | 新書
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