ストレスがたまったら本のまとめ買い。結果は積ん読。なんとかしなきゃ…。ということで書評のブログです。ときに音楽や趣味の記事も…。
by bibliophage
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
『間違いだらけのアトピー治療』 頼れるものはやはり専門医
d0018433_23105077.jpg著者:竹原和彦 
書名:間違いだらけのアトピー治療
発行:新潮社
信頼度:★★★★★

金沢大皮膚科教授、竹原氏による正しいアトピー治療の説明本。

「間違いだらけのアトピー性皮膚炎治療」から脱出することこそ、アトピー性皮膚炎克服の近道である。(前書きより)


これほど平明でクリアにアトピー治療について解説したものはないでしょう。著者は「アトピービジネス」という言葉を作り出し、いち早くインチキ療法の弊害を世の中に示してきた人です。
本書はQ&A形式で、最後に結論をはっきりと書いています。1000人もの症例を治療してきた経験に裏打ちされた自信に満ち溢れた内容になっています。
(例)
Q:アトピーは難病である?→A:ありふれた皮膚疾患で難病ではない。
Q:母親の妊娠中の食事制限は、子供の発症に有効?→A:食事制限の効果は疑問。
Q:ステロイド外用剤が効かないことがある?→A:薬の選択や使い方の問題であり、効かない例はない。

「アトピーは一生治らない」という間違った情報が定着した理由は、著者によれば次の3つです。①アトピービジネス②メディア③不勉強な医師。
患者の弱みに付け込む①もさることながら、視聴率だけのためにいい加減な番組を作成する②の責任も相当なものだと、この本を読んで認識しました。
[PR]
by bibliophage | 2005-11-07 23:15 | 新書
<< 『今昔物語』 まさにピッタリの絵柄 おめでとう、瀬川さん! 将棋プ... >>