ストレスがたまったら本のまとめ買い。結果は積ん読。なんとかしなきゃ…。ということで書評のブログです。ときに音楽や趣味の記事も…。
by bibliophage
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『乱世を生きる 市場原理は嘘かもしれない』 桃尻語訳 経済学
d0018433_7414588.jpg著者:橋本治 
書名:乱世を生きる 市場原理は嘘かもしれない
発行:集英社
思いつき度:★★★☆☆

『桃尻娘』の橋本氏がベストセラー『上司は思いつきでものを言う』に続いて書いた社会・経済エッセイ。

「この本は、『「わからない」という方法』 『上司は…』 に続く…おそらくは…三部作の完結編に当たります。「おそらくは」などと曖昧な言い方をするのは、これが一体「なんの三部作」かということが、書き手の私によくわかっていないからなのです。(「はじめに」より)」

著者が「よくわからない」と言うだけあって、こちらも「煙に巻かれた」ような気分です。

・ 第一章:乱世と勝ち組
バブルがはじけた結果、混沌とした「乱世」になり、勝ち負けでしか判断できなくなって「勝ち組・負け組」という二分法が登場した。守護大名は旧勢力の「負け組」、戦国大名が「勝ち組」に当たる。
・ 第二章:たったひとつの価値観に抗する
「勝ち組」という言葉は、「投資家」と「エコノミスト」が自分たちの目的のために言い出したものである。「負け組」の正体は「日本経済そのもの」である。
・ 第三章:悲しき経済
経済とは「物や金が動く」ことに連動して「幸福に生きたい」という感情が回っていることである。「勝ち組」は新天地の「フロンティア」からしか現れない。「フロンティア」とは「欲望」である。
・ 斎四章:どう生きていったらいいんだろう?
(この章以下は観念的で理解不能。著者もマトメようとしていない?)

最初読み終わったときは、何じゃこりゃ、と思いましたが、読み直すと含蓄がある部分もあるように思えます。「負け組」=「日本経済」など。
非経済学の文系である橋本氏が2週間で書き上げた随筆。これも売れるのでしょうか?
評価はよく「わからない」ですが、1~3章は読んでみても良いと思いました。
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by bibliophage | 2005-12-03 07:43 | 新書
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