ストレスがたまったら本のまとめ買い。結果は積ん読。なんとかしなきゃ…。ということで書評のブログです。ときに音楽や趣味の記事も…。
by bibliophage
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
『痙攣的』 聞きしに勝るバカミス
d0018433_265321.jpg著者:鳥飼否宇 
書名:痙攣的 モンド氏の逆説
発行:光文社
驚愕度:★★★☆☆

『死神の精度』 と並んで「このミス2006年版」12位!

長身を黒装束に包んだサブカルチャー評論家、寒蝉主水(ひぐらしもんど)。彼のいるところには事件が起きる。 1. 80年代に「殺人ライブ」をおこなった伝説のロックバンド「鉄拳」。今、その事件の謎が解き明かされる。(「廃墟と青空」) 2. アートイベント「カーニバル」に参加した4人の芸術家。パーティーの最中に舞踏家の堀賀が死んだ。これは自殺なのか?(「闇の舞踏会」) 3. イリュージョンアーティスト栗須賀が日本海の孤島へジャーナリストたちを招待した。雷を使ったパフォーマンスの後で起きた惨劇とは?(「神の鞭」)。

なんじゃ、こりゃ~。
上記の3つの短編に寒蝉が登場し、アイダアキラという人物も現れます。この3編はすべて本格の味付けがなされていますが、完全に解決しないまま次に進んでいきます。3編とも興味深いストーリーで、特に「神の鞭」が面白い。いったいこれをどういう風にまとめてくるのか、興味津々で次の「電子美学」「人間解体」に進むと、そこに待ち受けていたのは…。

怒らない、イカらない…。1~3の精密な筆致からは想像できなイカ、やっぱりこの展開は…。 『クラインの壷』 を連想させるイカの話になります。
驚天動地のバカミスとでも言うべきか。
かの霞流一の存在が見事に霞むできばえで、問題作という言い方がピッタリ。万人にオススメとは言えませんですねぇw。
[PR]
by bibliophage | 2006-01-14 02:09 | ミステリ-
<< 『今日から挑戦するフルマラソン... 『ぬしさまへ』 妖怪捕り物帖 >>