ストレスがたまったら本のまとめ買い。結果は積ん読。なんとかしなきゃ…。ということで書評のブログです。ときに音楽や趣味の記事も…。
by bibliophage
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『集中力』 永世名人の正直な告白
d0018433_17285266.jpg著者:谷川浩司 
書名:集中力
発行:角川書店
光速度:★★★★☆

将棋の谷川九段による「勝利するための方法」。

「男の嫉妬は一番よくないといっていたが、当時、私は羽生善治という人間に対して嫉妬していたのかもしれない。(本文より)」

2000年の出版ですが、新装12版として羽生4冠のベストセラー『決断力』と並べて売られています。
谷川氏は私の最も応援している棋士で、それは彼のインタビューを聞いていて、その人柄に惹かれたからです。実に素直で温かい性格で、まさに永世名人にふさわしいと思います。同じ永世名人でも女性問題をおこした某棋士とは人格的に雲泥の差です。

この本も実に正直な気持ちが書かれています。羽生氏に7冠を成し遂げさせてしまったときのくやしさ。何回かおとずれたスランプでの苦しみ。羽生氏の指し方の真似までした、というエピソードにはびっくり。そのうちに「彼は彼、自分は自分」と気がつき、復調することができたとのことでした。

才能とは続けられること、集中するには自分のペースを守る、人マネではトップになれない、苦しいときこそあきらめない、など人生のヒントになりそうな内容が将棋の勝負術を通して語られます。

正直、現在の実力トップ3は羽生4冠、森内名人、佐藤棋聖で、2番手のグループに丸山九段、渡辺竜王らとともに1人40代の谷川氏ががんばっている状況です。幸い、今年のA級リーグ戦では現在羽生氏と並んでトップにつけています(↓)。是非久しぶりの名人挑戦と復帰をなしとげて、無冠を返上して欲しいと思います。
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by bibliophage | 2006-01-22 17:36 | 新書
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