ストレスがたまったら本のまとめ買い。結果は積ん読。なんとかしなきゃ…。ということで書評のブログです。ときに音楽や趣味の記事も…。
by bibliophage
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『陰陽道とは何か』 安倍晴明から風水まで
d0018433_7164654.jpg著者:戸矢学 
書名:陰陽道とは何か 日本史を呪縛する神秘の原理
発行:PHP研究所
錬金術度:★★★★☆

神道家の戸矢氏による陰陽道の入門書。

「中国の陰陽五行説を輸入し、そこに日本の古神道、その他を融合したものが陰陽道である。陰陽道には科学的側面と呪術的側面の二面があって、…サイエンスとオカルト…この両者の血縁が濃厚であることはは周知である。(本文より)」


陰陽道のなりたちから、いかに日本の生活・風習に影響を与えたかを含め、わかりやすく説明しています。
陰陽師の章では、晴明に加え、開祖として天武天皇を持ってくるのには、ちょっと驚きました。

鬼門というのは日本独自のタブーであり、平安京の東北には晴明の屋敷、下鴨神社、そして比叡山が配置されたということです。
また、早良親王ら6人の政治的に失脚した者の怨念の祓いとしておこなわれた御霊会が、祇園祭の起源だとは知りませんでした。

映画「陰陽師」で晴明が唱える呪文「急急如律令」や、五芒星のマークの意味なども興味深く読めました。
最近の風水ブームの批判として、「家の西の壁を黄色に塗ってもお金は全く入ってこない!」と言うのには笑いました。

現在にも残る陰陽道の影響力について、実感させてくれる新書でした。
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by bibliophage | 2006-02-16 07:17 | 新書
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