ストレスがたまったら本のまとめ買い。結果は積ん読。なんとかしなきゃ…。ということで書評のブログです。ときに音楽や趣味の記事も…。
by bibliophage
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『失踪日記』 聞きしに勝る壮絶さ
d0018433_0564260.jpg著者:吾妻ひでお 
書名:失踪日記
発行:イースト・プレス
実録度:★★★★★

人気漫画化吾妻氏のホームレス・ガテン仕事・アル中などの実体験漫画。

「’92年4月 せっかく仕事に復帰していたのに またもや私は原稿を落として逃げてしまった 頭から何やら湧いてきたせいだ(「街を歩く」より)」

各所で絶賛されていた作品ですが、確かに面白い。

‘69年デビュー後、ギャグ・SF・ロリコンと各種漫画を描いてきた著者が、ネタ切れかアルコールの影響か、’89年に漫画を描くのがいやになり突然失踪。まさにホームレスの生活を送る様がまず出てきます。人気漫画家→ホームレスの落差がすごい。実体験に基づくゴミあさりの描写がすごい。
その後、2回目失踪から配管工として働く話になります。仕事の内容や特異なキャラの仲間たちの描き方に感心。
次に、漫画家吾妻ひでおの作品の歴史の話となり、続いてアル中での強制入院ネタへと移ります。禁断症状の様子や同じ病棟の入院患者たちのキャラが興味深かったです。

巻末のとり・みき氏との対談で出てくるように、「クールな第三者の視点で自分のことを面白く描く」というのが、さすがギャグ漫画家。

d0018433_0585292.jpgまた、吾妻氏の描く女性は確かにカワイイことを再認識しました。

・ 作品については Wikipedia が詳しい
・ 公式HP
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by bibliophage | 2006-05-05 01:01 | 漫画
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