ストレスがたまったら本のまとめ買い。結果は積ん読。なんとかしなきゃ…。ということで書評のブログです。ときに音楽や趣味の記事も…。
by bibliophage
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『ウェブ進化論』 Web 2.0の衝撃
d0018433_10455892.jpg著者:梅田望夫 
書名:ウェブ進化論 -本当の大変化はこれから始まる
発行:ちくま新書
見通し度:★★★★★

ITの現在と未来を語るベストセラー。

「Web 2.0の本質とは…「ネット上の不特定多数の人々(や企業)を…能動的な表現者と認めて積極的に巻きこんでいくための技術やサービスの開発姿勢」…と考えている(本文より)」

ベストセラーには絶対読むべきものから、全くどうでもいいものまでが存在しますが、この本は前者だと思います。

まず三大潮流として「インターネット」「チープ革命」「オープンソース」を提示しています。「チープ革命」はIT機能のほとんどが低コストで手に入ること。「オープンソース」は、リナックスのように、ネット上にソフトのプログラムが無償公開され、世界中で自由にその開発が行われること、です。

それらの潮流のど真ん中を猛スピードで走っているのがグーグル社というわけです。グーグルはヤフーと違って、検索を人の手を介さずにおこなう「新時代の情報発電所」であるとしています。

また、アマゾン社の売り上げの1/3を占めるのが、リアル書店では売れ筋でない本であることをあげ、恐竜の頭(=ベストセラー本)・胴体(=売れ筋本)でない、ロングテールの部分の重要性を強調します。これが、ブログに代表される草の根総表現社会の構造と重なることを示しています。ブログの意義が強調されているのがいいですね。

とにかくITの未来に滅茶苦茶ポジティブな本ですが、これくらいでないと著者のようにシリンコンバレーで生き抜いていくことはできないのでしょう。著者が取締役となった「はてな」は要注目です。広範囲な人々を巻き込んでいくWeb 2.0 の流れに日本は乗っていけるのでしょうか。
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by bibliophage | 2006-05-13 10:50 | 新書
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