ストレスがたまったら本のまとめ買い。結果は積ん読。なんとかしなきゃ…。ということで書評のブログです。ときに音楽や趣味の記事も…。
by bibliophage
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『陽気なギャングの日常と襲撃』 ギャング失速
d0018433_21594592.jpg著者:伊坂幸太郎 
書名:陽気なギャングの日常と襲撃
発行:祥伝社
カタルシス度:★★★☆☆

銀行強盗の四人組シリーズ2作目。

<公務員の成瀬、喫茶店主響野、スリの久遠、車泥棒雪子。銀行強盗の四人組がまたまた色々な事件に巻き込まれる。屋上の人質、幻の女、誘い主不明のチケット、借金まみれの男。これらが微妙につながりつつ、社長令嬢誘拐事件へと進展していく。>

伊坂作品なら手放しでほめるファンの方は多いでしょうが、この作品はどうか?

4人のキャラクターが立っていて、特に響野と久遠の皮肉な会話バトルは相変わらず面白い。
多くの伏線が配されていて、気の利いたことわざの使い方が軽妙です。第1章はなかなか良いペースで進み、期待が高まります。
ですが、第2章以下段々とテンポが悪くなっていきます。
会話が笑えない漫才のようになり、展開が無理やりの予定調和風になっていきます。

この理由は著者あとがきに書かれているように、最初の4短編を無理につなげて、話を追加して長編にしたからだと思われます。出版社の意向に従わざるを得なかったのでしょうか?少なくとも第1作のダイナミックな疾走感はないと感じました。

珍しく厳しい批評となっていた「活字中毒日記!」さんの記事に思わずうなづいてしまいました。

で、「幻の女」はいったいどうなったのでしょうか??
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by bibliophage | 2006-05-17 22:02 | その他小説
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