ストレスがたまったら本のまとめ買い。結果は積ん読。なんとかしなきゃ…。ということで書評のブログです。ときに音楽や趣味の記事も…。
by bibliophage
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30
『ヒルズ黙示録』 空前のマネーゲーム
d0018433_042279.jpg著者:大鹿靖明 
書名:ヒルズ黙示録 検証・ライブドア
発行:朝日新聞社
詳述度:★★★★★

アエラ記者によるライブドア事件の全貌。

「互いに刺激しあって、天まで届けと高みに登り続ける六本木ヒルズの競争は、もはや自分たちでは止められない自己肥大化…。堀江、三木谷、村上、そしてリーマン・ブラザースにゴールドマン・サックス。(本文より)」

この本は読む価値があります(厚いけど)。
これを読むまではライブドア事件のことは何も知らなかったと言っても過言ではありません。

関係者の綿密な取材を通して、浮かび上がるライブドアの「自社株食い」の手口。
また、ライブドア対フジテレビの息詰まる攻防が、まるで実況中継のように書かれており、経済小説を読んでいるようでした。

堀江や三木谷も凄いが、彼らを巧みにそそのかし、その上前をはねる村上世彰こそが、最も恐ろしいやり手であることがよくわかります。

ニッポン放送株買収において、戦術を考え、何百億といった金を動かしたのが、ライブドアの20代二人、塩野と熊谷、だったのもびっくりしました。

自分の想像をはるかに超えるマネーゲームに目が点になるばかりでした。

本書の感触では堀江・宮内らは大きな罪には問われない模様です。
彼ら無きあと、USENが大株主となった新生ライブドアはどこへいくのでしょうか?
[PR]
by bibliophage | 2006-05-21 00:48 | 評論
<< 『無痛』 メディカル・ノワール Google Earth の使い方 >>