ストレスがたまったら本のまとめ買い。結果は積ん読。なんとかしなきゃ…。ということで書評のブログです。ときに音楽や趣味の記事も…。
by bibliophage
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『ウィニー』 ウイルスがアップロードしているかも…
d0018433_2320348.jpg著者:湯浅顕人 
書名:ウィニー 情報流出との闘い
発行:宝島社
具体度:★★★☆☆

ウィニーによる情報流出のメカニズムを説明した新書。

「このように、まとめサイトを作られてしまうと、流出させた人は徹底的に調べ上げられ、プライバシーは丸裸にされてしまうのである。(本文より)」

なるほど、「ウィニー悪用ウイルス」というのは、ウィニーの「アップロード用フォルダ」の中に、プライベート写真でも機密書類ファイルでも何でも勝手に移動してしまう働きがあるのですね。すると他人にダウンロードされてしまうことになります。

自分ではウィニーを使ったことはありませんが、この本でも出てくる被害例の中の、2005年3月の「国税庁職員のデジカメ写真流出事件」には衝撃を受けたことを思い出しました。
本書には「個人的な画像」と書かれていますが、女性との行為を写したもので相手の顔もしっかり出ていました。2chでいわゆる「祭り」になっていて、情報流出の恐ろしさに「ガクガクブルブル」としたものでした。

そのような過去の流出事件や、ファイル交換ソフトの歴史、ウィニーのしくみなどについてさらりと説明してあります。さすがに個人情報流出を助長できないのはわかりますが、ちょっとあっさり過ぎて内容の希薄感は免れません。また特に前半は同内容の繰り返しが大杉。「はじめに」の執筆が2006年4月と記載されているので、やっつけ仕事風ですね。

d0018433_2320197.jpgともあれ、ウィニー(悪用ウイルス)の恐ろしさはよくわかりました。
また、法律的には「アップロードは違法、ダウンロードはそうとは限らない」というのも意外な事実でした。
ウィニーを使っている方は絶対読むべき本だと思います。

ウィニー作者金子氏の著書(←)もあります。
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by bibliophage | 2006-06-26 23:22 | 新書
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