ストレスがたまったら本のまとめ買い。結果は積ん読。なんとかしなきゃ…。ということで書評のブログです。ときに音楽や趣味の記事も…。
by bibliophage
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『不運のすすめ』 米長流の処世術
d0018433_13144560.jpg著者:米長邦雄 
書名:不運のすすめ
発行:角川書店
泥沼度:★★★★☆

日本将棋連盟会長米長氏による人生における勝負術。

「スランプに陥って悩んでいるような時には、長所を伸ばすことである。というより、自分の欠点を見ない、と言うほうが正確だろうか(本文より)」

米長氏の著者は何冊か読みましたが、これは内容も豊富でよくまとまっていると思います。
同シリーズの羽生・谷川両氏の本に負けじと気合を入れて書いたようですw。タイトルもいいですね。

特に勝負で負けがこんだ時や、人生で不運なめぐり合わせの時の心の持ち方について、自身や他の棋士の体験を踏まえて語っています。要は「運不運に左右されず、自分のやるべきことをやって、人生トータルで上手くいけばいい」というような話だと思います。

ちょっと真似できませんが、米長流では、スランプになるとラスベガスでギャンブルをし、4文字語を大声で叫んだりもしたとのことw。

凄いと思ったのは、中学一年の時、将棋の師匠である棋士に向かって「先生の将棋を真似したら七段にしかなれません」と啖呵を切ったこと。そのことを胸に必死で勉強したそうです。

終章で「名人戦問題」に触れて少しグチが入ります。マスコミによるバッシングもかなりのものでした。しかし、瀬川氏のプロ入り問題を上手に盛り上げ、一年で連盟の決算を赤字から黒字に変えた米長氏のことですから、うまく着地させてくれることでしょう。
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by bibliophage | 2006-08-05 13:16 | 新書
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