ストレスがたまったら本のまとめ買い。結果は積ん読。なんとかしなきゃ…。ということで書評のブログです。ときに音楽や趣味の記事も…。
by bibliophage
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『ミステリーファンのための警察学読本』 刑事というのは優秀な人たちなのだ
d0018433_2143560.jpg著者:斉藤直隆
書名:ミステリーファンのための警察学読本
発行:アスペクト
購入動機:書店で目について
情報度:★★★★★

警察オタクとでもいうべき斉藤氏の『~のための警察学入門』をupdateして書き直したもの。

第一章は警察ミステリーについて。横山秀夫をはじめ、逢坂剛貫井徳郎柴田よしき、黒川博行、今野敏、佐々木譲の作品があげられていてここだけでも十分な情報があります。

第二章では『踊る大捜査線』の内容にツッコミます。捜査一課にキャリアが多すぎるとか。しかし、『踊る~』のリアルさが刑事ドラマの絶滅を救ったと評価しています。

第三、四章は警察の構造や出世競争のしくみなど、この本の最も面白い部分です。
・ 警視庁に組織犯罪対策部が新たに作られた。
キャリアとノンキャリアの出世スピードの違い。
・ 巡査→巡査部長→警部補→警部→警視→警視正と昇進していくには、試験に連続して合格しなければならない(ノンキャリア)。巡査部長試験が数百倍で、それに10年合格できないと巡査長という名誉職的な称号が与えられる。
・ 刑事という専門職になるのも、検挙実績→捜査応援→署長推薦→選抜試験→選科講習と進んで、優秀でも20代後半にやっとなれるという大変さ。

いやあ、刑事さんって優秀な人たちなんですねぇ。
ミステリー好きは読むべき本です。
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by bibliophage | 2005-04-29 21:17 | 評論
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