ストレスがたまったら本のまとめ買い。結果は積ん読。なんとかしなきゃ…。ということで書評のブログです。ときに音楽や趣味の記事も…。
by bibliophage
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『君たちに明日はない』 アイデアとフットワーク
d0018433_6131074.jpg著者:垣根涼介 
書名:君たちに明日はない
発行:新潮社
購入動機:書店で目について
軽妙度:★★★★☆

『ワイルド・ソウル』の垣根涼介氏による、軽いタッチのビジネス・ラブストーリー。

梅森浩一氏の「クビ!論」をヒントに、「日本ヒューマンリアクト」なるクビ切り専門会社に勤める村上真介を主人公として、リストラ対象の人間とのかかわりを5つの話にまとめています。

33歳の真介は、見た目も良くてマメな男。年上のきつい女性が好みで、自分の担当する建材会社のリストラ対象の41歳芹沢洋子とつきあうようになります(1章)。その他、優秀だった高校時代の同級生の銀行員(3章)や、名古屋の自動車会社のコンパニオン(4章)、音楽プロダクションのプロデューサー(4章)らと渡り合います。

リストラ対象といっても、仕事はできるのに合併で干されている人物像だったりで、それほど悲壮感がなく、洋子を含めてうまく転職したりします。ですから読後感はさわやかです。何か脚本のような感じで、TVドラマにぴったりの印象です。ちょっとあっさり過ぎるかもしれません。

真介がバイクレーサーだったというバックストーリーや、名古屋に関するディテイルの描写も興味を引きました。

それにしても、「クビ!論」を見てあっと言う間に話を作ってしまう、その目利きがすごいと思いました。
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by bibliophage | 2005-05-01 06:16 | その他小説
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