ストレスがたまったら本のまとめ買い。結果は積ん読。なんとかしなきゃ…。ということで書評のブログです。ときに音楽や趣味の記事も…。
by bibliophage
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『地下鉄に乗って』 タイムスリップ・終戦後
d0018433_7102311.jpg著者:浅田次郎 
書名:地下鉄(メトロ)に乗って
発行:講談社(文庫)
ファンタジー度:★★★★★

10/21~映画公開ということで、駆け込み読書。吉川英治文学新人賞。

<久しぶりにクラス会に参加した帰り、真次は地下鉄の連絡通路を歩いていて突然30年前にタイムスリップした。それは、父と喧嘩をした兄が地下鉄に飛び込んで死んだまさにその日だった。その後もタイムスリップは続き、真次はアムールという人物と知り合い、時代は遡っていった。驚くべきことに愛人であるみち子も同じ内容の経験を持ったという。2人のタイムスリップの行き着く先はどこなのか?>

いやぁ、これは面白かった。発想と話の展開、ミステリー的なオチまで素晴らしい!

立志伝中の人物である父から離れて母とともに暮らす真次。父と真次との間の葛藤が話のメインにあり、そこにみち子がからんでタイムスリップが起きます。


仕掛けの一つは途中でわかるのですが、最後の話の着地点は全く想定外でした。
やられた、という感じでしかも泣けても来るという完全に浅田氏の術中にはまってしまいました。やれやれ…。

こういうオチのある話の場合、原作を読むとおそらく映画を楽しむのが難しいのではないかと思います。
…と言いながら、私はたぶん映画も見に行くことでしょう。
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by bibliophage | 2006-09-27 07:11 | その他小説
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