ストレスがたまったら本のまとめ買い。結果は積ん読。なんとかしなきゃ…。ということで書評のブログです。ときに音楽や趣味の記事も…。
by bibliophage
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『手紙』 祝、映画化。
d0018433_22201632.jpg著者:東野圭吾 
書名:手紙
発行:文芸春秋(文庫)
発想度:★★★★☆

2001-02年毎日新聞連載→2003年単行本→2006年文庫化+映画公開。

<唯一の肉親である兄が強盗殺人で逮捕された高校生直貴。彼のその後の人生には、殺人犯の兄の存在がいやでも影響を及ぼしてくる。仕事、音楽活動、恋愛…。ようやく手に入れた家庭での幸せにまでもその影がさしてきた時、直貴はある決心をする。>

面白かったです。
まず、殺人犯の家族を主人公にするという発想が凄い。こういう設定の話は初めて読みました。
しかし「涙のロングセラー」というコピーはどうか?泣けるところはあまりないですねぇ。

東野氏の作品は細かい点まで考えられているところに好感が持てます。
母の「学歴が大事」という刷り込み→弟だけは大学に入れてやりたい、
兄が体を壊して働けなくなる→強盗、
手紙の代筆→ワープロを使う、等々。
この辺が理系的という印象の所以ではないかと思いました。

差別されるのは、当然なんだよ」と言った直貴の勤務先の会社社長。彼が結局何を言いたかったのか、この辺は不明。

ミステリーではない話なので、最後いったいどうやって終わるのかと思っていたのですが、なるほどそういう落としどころでしたか…。

冷徹な面を持ち合わせる主人公、直貴役のイメージとして藤木直人が浮かぶ私は時勢に疎いことがわかりますw。映画では山田孝之でした。相手役は沢尻エリカ。試写会の評判は上々のようです。
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by bibliophage | 2006-10-20 22:25 | その他小説
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