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ストレスがたまったら本のまとめ買い。結果は積ん読。なんとかしなきゃ…。ということで書評のブログです。ときに音楽や趣味の記事も…。
by bibliophage
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映画「地下鉄(メトロ)に乗って」を観てきました
浅田次郎の同名原作映画「地下鉄(メトロ)に乗って」を観てきました_d0018433_1430443.jpgの映画化。

<小沼真次は大企業オーナーの父親佐吉を嫌い、縁を切って中小企業のセールスマンをしていた。ある夜、真次は地下鉄の階段から外に出ると、昭和39年の東京にタイムスリップしてしまう。その日は若くして死んだ兄の命日だった。タイムスリップはその後も繰り返され、恋人のみちこも巻き込んで、戦後、戦中と時間を遡っていった。そこで彼らはアムールという人物と出会う。一方、佐吉は病気のために危篤となっていた。>

面白かった!
原作を読んで展開がわかっていても泣けました。

ネット評がイマイチのようですが、私は十分イケていたと思います。
面白くないと感じる理由としては、出演者が好みでない、またはプロットが完全に理解できていない、などの可能性が考えられます。確かに、原作を知らないと少しわかりにくい点があるかも。
サンデー毎日(だったか?)の評で、出演者に戦争の苦労がにじみ出ていない、とか昔の地下鉄の雰囲気がない、とか書かれていましたが、それは当っていませんねぇ。
ヤミ市や東京オリンピックの時代のセットなどとても良かったです。

堤真一、岡本綾、大沢たかお、皆頑張っていたと思います。
アムールの正体が映画だとすぐにわかってしまうのが残念ですが、これは仕方ないことですね。

トリビアとしては、主人公(堤)の父親の病気が、「肝臓に腫瘍があって、動脈瘤が破裂した」は、(原作と同じく)間違いの可能性があること。おそらく「静脈瘤が破裂」ではないかと思われます。

原作を読んでいてもいなくても楽しめる映画だと思います。
by bibliophage | 2006-11-05 14:33 | 映画
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