ストレスがたまったら本のまとめ買い。結果は積ん読。なんとかしなきゃ…。ということで書評のブログです。ときに音楽や趣味の記事も…。
by bibliophage
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『墨攻』 スーパー傭兵、革離
d0018433_1012325.jpg著者:酒見賢一 
書名:墨攻
発行:新潮社(文庫)
専守防衛度:★★★★☆

「後宮小説」の酒見氏の92年の作品。漫画化に続いて映画化。

<中国の戦国時代。博愛主義の思想家墨子が作った宗教・軍事的結社墨家。趙に攻め込まれている小国の梁へ、墨家から派遣されてやってきた革離。彼はたった一人、不眠不休で人々を指揮し、城の防衛に全精力を傾ける。>

面白かったです。
謎に包まれた存在の墨子に興味を持ち、少ない歴史資料から想像力を屈指してこの話を考え出した酒見氏の小説家としての力量にまず感心しました。

敵の攻撃に対し、色々な手を使って守ります。土を盛って高台を作れば、より高くから弓や石をあびせる。トンネルを掘ってくれば、こちらからもトンネルを作って迎え撃つ。

この辺りの攻防をほとんど一人でやり抜くところが、ゲーム的な感覚で受けて、漫画化された上に、今回アンディ・ラウ主演で映画化(2007年2月公開)されるに至ったのではないかと思います。

劇的な結末は極めて伝統的な形で、伏線がよく効いていました。

解説はためになりましたが、作者あとがきは何でしょう、あれは?

映画も是非観てみたいと思いました。 → 映画公式サイト
あ、その前に作者の「泣き虫弱虫諸葛孔明」も読まなくては…。
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by bibliophage | 2006-12-09 07:36 | その他小説
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