ストレスがたまったら本のまとめ買い。結果は積ん読。なんとかしなきゃ…。ということで書評のブログです。ときに音楽や趣味の記事も…。
by bibliophage
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『北条時宗』 時宗VSフビライ
d0018433_6295936.jpg著者:さいとう・たかを、原作:高橋克彦 
書名:北条時宗 前・中・後編
発行:リイド社(漫画)SP Wide版 
(画像→はオリジナル版)
ダイナミック度:★★★★☆

北条氏とフビライ兄弟の物語を並列。

<北条時頼は執権に就任したが、同族の北条時幸や有力豪族三浦氏との権力争いは続いた。一方モンゴルでは4代目の皇帝にモンケが着き、フビライは中国方面の総督になっていた。時頼は蒙古の来襲を恐れ、子の時宗にその備えの必要性を説く。フビライはモンケの病死後、5代皇帝となって南宋を滅ぼし、いよいよ日本侵略を決意する。>

鎌倉時代の日本で北条氏の話を中心とし、その一方で世界帝国を築いたモンゴルの英雄たちの物語も並べて進めるという構造がとても面白い。
最後は、蒙古来襲に収束するというわけです。

日本でもモンゴルでも内輪ゲンカ、兄弟ゲンカがあったのですねw。
モンゴルの天幕式住居の絵がとても興味深かった。

人物では、北九州の貿易商の子である謝太郎(高橋氏の創作か)がとても魅力的で、北条氏を助けて忍者のように活躍します。時宗の腹違いの兄時輔もお忍びで宋を訪れるし、この辺の虚構は小説ならではです。

面白かったので420ページX3巻を一気読みしたら、さすがに目がかすみました。
スケールの大きなところに感動です。
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by bibliophage | 2007-01-23 06:32 | 漫画
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