ストレスがたまったら本のまとめ買い。結果は積ん読。なんとかしなきゃ…。ということで書評のブログです。ときに音楽や趣味の記事も…。
by bibliophage
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『これであなたも競馬通!』 素人向けの好著
d0018433_6493887.jpg著者:柏木集保 
書名:これであなたも競馬通!
発行:NHK出版
当たり馬券度:★★★★☆ 

競馬素人で馬券は買わないのですが、マジメな性格・仕事振りの人が、競馬の話をしだすと急に熱くなって止まらない、ということを何回か経験し、その魅力が何か知りたくて読んでみました。

門外漢にもわかりやすいように、まず世界における日本の競馬の位置について書いてあります。東アジア人は賭け事好きで、日本の売上は世界一であること。しかし国際格付けは低く、これからは海外馬の参入もオープンにし、海外遠征も増やすべきであること。

次に、生産牧場の減少や調教師制度のひずみなど、現在の日本競馬ビジネスにおける問題点の指摘がされます。日本中央競馬会(JRA)だけが潤い、地方競馬が先細る理由も述べられています。

最も興味を持ったのは、サラブレッドの血筋についてです。純血の象徴と思っていたサラブレッドが雑種の典型であること。時代を築いた種馬の系統も、三代までで消えていくこと。毛色がメンデルの法則で遺伝すること。

最後に、馬券のことが書かれます。世界一の売上げの理由である「枠連」のしくみ、新しく導入された「三連単」が 売上げの30%超を占める人気であることなど。

ともすれば歴代の名馬についての感傷的な話に陥りやすい競馬の本ですが、本書は淡々と素人に興味を持たせる書き方で好感を持ちました。読んだ後に、新聞の競馬の記事が少し違って見えた感があります。
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by bibliophage | 2005-05-10 06:51 | 新書
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