ストレスがたまったら本のまとめ買い。結果は積ん読。なんとかしなきゃ…。ということで書評のブログです。ときに音楽や趣味の記事も…。
by bibliophage
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『鴨川ホルモー』 ホルモーって何?
d0018433_733121.jpg著者:万城目学 
書名:鴨川ホルモー
発行:産業編集センター
奇想度:★★★★☆

第4回ボイルドエッグス新人賞受賞作。

<2浪の末京大に合格した俺(安倍)は、京大青竜会なるサークルの飲み会に誘われる。そしてそこで出会った早良京子に一目ぼれし、たまたま知り合った高村とともに例会に出席するようになった。あるとき、そのサークルの活動目的が明らかになった。それは4大学対抗の「ホルモー」に参加することなのだ。>

いやぁ、発想の勝利ですね。対抗戦の「ホルモー」という語感も何やら怪しげでよろしい。

途中までは、『太陽の塔』と同じやん、と思っていましたが、ホルモーが何かわかってからが面白い。あるものを操っての戦い。安倍晴明もびっくりでしょうね。

あと、やはり京都は地の利がありますね。京都を舞台にすると、移動しているだけで小説になってくるから凄い。まあこの話は京都以外では成立しないでしょうが。

ちゃんと青春小説(少女漫画的)の形にもなっていてうまく着地します。文章もさらりと読めていいですね。

安倍氏の1人称で書かれていますが、1ヵ所だけメタ的にこちらに語りかけてくるところも印象的でした。
1作目としてはとても完成度が高いと思います。
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by bibliophage | 2007-03-16 07:34 | その他小説
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