ストレスがたまったら本のまとめ買い。結果は積ん読。なんとかしなきゃ…。ということで書評のブログです。ときに音楽や趣味の記事も…。
by bibliophage
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『大学病院のウラは墓場』 待ったなし!医療崩壊。
d0018433_805322.jpg著者:久坂部羊 
書名:大学病院のウラは墓場 医学部が患者を殺す
発行:幻冬舎
率直度:★★★★★

ベストセラー『破裂』の久坂部氏による大学病院論。

「大学病院の医師たちは、世間の無理解を嘆くが、積極的に誤解を解こうという気はないようだ。ひとつには忙しすぎるからであり、いまひとつにはマスコミに操られる世間に深い諦念を抱いているからだ。(「はじめに」より)」

とても興味深い内容でした。

元医局に所属した医師として、以前の同僚からのインタビューなどを踏まえて、大学病院の内と外両方からの視点で書かれています。

大学病院の医師が何を考えているか、マスコミと世間がいかに誤解と偏見と無知の中にいるのか、などがわかりやすく書かれていました。

許される人体実験をおこなう所」それが大学病院、という指摘は面白い。
大学病院の欠点をあげつつも、同じ医師として非常に同情的なまなざしが感じられます。

一つだけ気になるのは本のタイトル。内容はもっと中立的なものであり、幻冬舎の売らんかなの商業主義をひしひしと感じて鼻白みました。何だかなぁ・・・。

ともあれ、(多くの不勉強な)マスコミの医療担当者は必読ですね。
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by bibliophage | 2007-04-06 08:01 | 新書
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