ストレスがたまったら本のまとめ買い。結果は積ん読。なんとかしなきゃ…。ということで書評のブログです。ときに音楽や趣味の記事も…。
by bibliophage
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『6時間後に君は死ぬ』 予知能力者、運命に挑戦
d0018433_9154079.jpg著者:高野和明 
書名:6時間後に君は死ぬ
発行:講談社
緊迫度:★★★★★

『13階段』の高野氏の連作短編集。

<心理学の大学院生、圭史は特殊な予知能力を持っていた。それは目の前にいる相手の非日常的な未来が見えてしまうという力だった。>

やはりストーリーの運び方が上手いですねぇ。
素材、表題、人物のバックストーリーとかはかなりベタなのに、話の展開が巧み過ぎるので、ついつい引き込まれてしまいました。
作風は違っても、東野圭吾を思い浮かべました。

1.『6時間後に君は死ぬ』:圭史に「6時間後にあなたが死ぬビジョンが見える」と言われてあわてる美緒。
2.『時の魔法使い』:脚本家を目指している未来(みく)は、ふとしたことで子供時代の自分に遭遇する。
3.『恋をしてはいけない日』:交通事故現場に居合わせた未亜は、そこで出会った男性を好きになる。
4.『ドールハウスのダンサー』:美帆はプロのダンサーを目指して練習を続ける。その彼女の運命を以前から知っていた女性がいた。
5.『3時間後に僕は死ぬ』:火災事故に巻き込まれて自分が死ぬ場面が見えた圭史。それは美緒が働くウェディング施設でのことだった。

1.と3.はオチが上手く決まりました。
5.は文字通りカウントダウン・ミステリー。ギリギリまで引っ張るので、とてもハラハラさせられます。運命は変えられるのか、ということに答を出して終了。
2.や4.はなかなか夢が実現しない女性の葛藤が書かれていて興味深く思いました。
全体に、見事な筆運び、という印象で、楽しめました。
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by bibliophage | 2007-05-19 09:20 | その他小説
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