ストレスがたまったら本のまとめ買い。結果は積ん読。なんとかしなきゃ…。ということで書評のブログです。ときに音楽や趣味の記事も…。
by bibliophage
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
『一日江戸人』  粋趣向 江戸之風俗
d0018433_17442151.jpg著者:杉浦日向子  
書名:一日江戸人 
発行:新潮社(文庫)
ベランメエ度:★★★★★ 

漫画家・エッセイストである杉浦日向子氏による江戸の風俗・趣向案内。

この手の本は興味があって買うものの、大概は積ん読書庫行きとなります。
ところが、これは抜群に面白くて一気に読めました!その理由は著者が漫画家で、おまけに江戸時代の専門家なので、ほぼ2ページに1つわかりやすいイラストが入っているからです。

・江戸のかっこいい三男(さんおとこ)は、火消しの頭、力士と与力。
・将軍の食事はできてから口に入るまで、お毒見と廊下移動があって2時間もかかる。
・江戸時代の銭湯は混浴だった。
 
など興味深い話が満載です。

なかでも出版事情の話が面白く、最大のベストセラーは『吉原細見』という遊女名鑑だったとか。恋愛小説『偐(にせ)紫田舎源氏』は当時40万部も売れており、『世界の中心~』も真っ青です。

文章のテンポが良く、ユーモアもあって、楽しめました。実際に当時の江戸にいるような気分になる一冊です。
[PR]
by bibliophage | 2005-05-27 17:47 | 評論
<< 『仮題・中学殺人事件』 読者が... 『孤虫症』 実家に寄生虫… >>