ストレスがたまったら本のまとめ買い。結果は積ん読。なんとかしなきゃ…。ということで書評のブログです。ときに音楽や趣味の記事も…。
by bibliophage
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『野垂れ死に』 (火宅の人)x三乗
d0018433_11104557.jpg著者:藤沢秀行 
書名:野垂れ死に
発行:新潮社
ダイハード度:★★★★★ 

天才囲碁棋士でかつ飲む・打つ・買うの王者、藤沢秀行氏の半生の記録。週刊文春5/26号、朝日新聞5/29に記事あり。

囲碁はルールを知っている程度の素人ですが、秀行先生のご乱交は時々耳にしていました。それにしても、この本を読んでビックリしました。スケールが違います。壮絶です。

前借りした対局料を全額競輪につぎ込み、高利で金を借りては負ける。事業を始めては、小切手・手形をバンバン使ってしまい、3億の借金で自宅まで差し押さえられる。外に女性を作っては、三年家に帰らない。酒に酔って夜中に裸で徘徊し、四文字語をわめく、吐血しても止めない。

しかし、これで終わらないのが天才秀行先生。最高位の棋聖を6連覇した時は、アル中の禁断症状と戦って酒を絶ち(防衛したらすぐ再開w)、書の個展を開いては大盛況、なんとか借金の方も落ち着かせています。その上、三種類のガンも克服し、もう80歳に!

d0018433_1112095.jpg囲碁に対する真摯な態度には感心しました。人一倍碁を勉強し、門下を問わず若い棋士を指導し、囲碁界の発展を願う姿勢。何事でも目いっぱいやる人なんですね。

この秀行先生を支えた奥さまもスゴイ!手記←が2003年に出版されています。ちょっと読むのが恐いです。
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by bibliophage | 2005-05-29 11:12 | 新書
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