ストレスがたまったら本のまとめ買い。結果は積ん読。なんとかしなきゃ…。ということで書評のブログです。ときに音楽や趣味の記事も…。
by bibliophage
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『御庭番平九郎 花吹雪吉原』 遊里における男と女の関係
d0018433_7203446.jpg著者:北川哲史 
書名:御庭番平九郎 花吹雪吉原
発行:廣済堂(文庫)
情念度:★★★★☆

『名探偵コナン』などを手がけた脚本家北川氏の時代小説第二段。

御庭番の平九郎は、弟分である淳之助が吉原の人気女郎小菊に入れ込んでいるのを知る。平九郎の必死の説得で、なんとか別れる決心をする淳之助。そんな折吉原で火事があり、小菊が放火の疑いで牢に入れられるはめに。そこに大儲けをねらう材木屋や、田沼意次の政敵 田安宗武などがからんで謎は深まる。平九郎は真実を突き止められるのか。小菊と淳之助の運命は…。

江戸時代の将軍付き密偵である御庭番の平九郎を主人公とするシリーズの2冊目。前作 『白桜の剣』 に続き、早くも続編が出版されました。

相変わらずサクサクと読めます。今回は平九郎は脇役の印象で、小菊と淳之助の関係が中心です。当時の吉原の様子や客と女郎の関係などがわかりやすく書かれています。
特に、「遊女にはひやかし千人、客百人、間夫が十人、色一人」という表現が面白く、間夫とはなじみの上客、色とは本当に惚れた男という意味です。夫婦となり得ない二人のたどるのは、困難な道ということになります。

今回も盛りだくさんの内容で、あだ討ちはからむし、平九郎の兄である歌舞伎役者獅子之助は踊るし、エンターテインメントに徹しています。
脚本家ならではの、フットワークの良い作品という印象でした。次回作は、剣豪としての平九郎にも頑張って欲しいところです。
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by bibliophage | 2005-08-31 07:25 | 時代小説
『徳川将軍家十五代のカルテ』 まるで将軍のご典医
d0018433_6541910.jpg著者:篠田達明 
書名:徳川将軍家十五代のカルテ
発行:新潮社
個人情報度:★★★★★

整形外科医で作家の篠田氏による徳川将軍たちの持病や死因についての話。

歴代徳川将軍にとって、もっとも大事なつとめは政務でも軍務儀式でもなく、ひたすらに子作りにはげむことだった。…どんな健康状態にあり、どんな養生法を心がけていたかに興味をいだいた。…そこで本書では…彼らのメディカル・チェックをしてみようと思う。(プロローグより)

これは面白い!15代将軍の健康状態を『徳川実紀』などの資料を使い、医者としての知識と想像力を動因して、まるで見てきたかのように再現しています。

家康はとにかく自分の健康に留意し、スポーツとしての鷹狩りをおこない、自ら薬草などを調合して使ったとのこと。最晩年には少女と同衾したが、セックスはせず、精気回復を目的とした(「性の森林浴」と表現)など。死因は伝えられている食中毒ではなく、胃癌であったと推察しています。

家康の次男結城秀康は梅毒、3代家光はうつと脳卒中、5代綱吉はマザコンと内分泌異常による低身長。
9代家重は脳性麻痺で言語障害とし、肖像画の特徴より「不随意運動型」と断定しています(知的レベルは正常)。

最も印象的なのは11代家斉で、正室+16人の側室をもち57人の子供を作っています。(しかし、うち32人が5歳までに死亡。)
将軍になるには、水痘、痘瘡、はしかなどを克服して生き延びることが必要なので、健康が絶対な条件だったわけです。
当時の医療事情もよくわかる内容で、死因として脚気が多いことも意外なことでした。

直木賞候補にもなった篠田氏の文章は滑らかで、ユーモアを含みとても読みやすくなっています。
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by bibliophage | 2005-08-30 06:55 | 新書
『誰か somebody』 誰にでも失敗作はある…
d0018433_2181690.jpg著者:宮部みゆき 
書名:誰か somebody
発行:光文社
緊迫度:★★☆☆☆

国民的作家宮部みゆき氏の2003年作品がノベルス版で登場。

今多コンツェルン会長の専属運転手梶田は自転車に轢き逃げされ、頭部打撲で死亡した。その二人の娘は、犯人を捕まえるにはどうすればよいか色々と考える。今多会長は、義理の息子である杉村に相談に乗るように依頼した。杉村が梶田の過去を調べていくと、隠されていた事実が浮かび上がってきた…。

書店に平積みにされていた新刊の中で、この本の減りが一番目立っていました。やはり人気ですね、宮部みゆき。

今多会長の娘婿、逆玉に乗った杉村が探偵役ですが、これが根っからの善人で、前半は彼のペースで話が淡々と進みます。宮部氏得意の几帳面な説明調なのですが、話に緊迫感がないので、やたらとノリが悪い感じ。文章はすらすら読めるので、ページは進むのですが、展開が小さいというか、あまり事件が起きないというかで、後半もそのまま進んでしまいます。
さすがに最後にオチがあり、伏線をたどればなるほどそうなのね、と思うのですが技がショボイ印象で、びっくりしません。
各人物の背景などはよく考えられているとは思いましたが…。

期待して買ったら外れると思います。『RPG』も私はイマイチと感じましたが、あれに近い印象。淡々と進んで「家族とは何か」を考えさせられる、みたいなのが好きな方は楽しめるかもしれません。私はダメでした。探偵役が原因かなぁ…。
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by bibliophage | 2005-08-27 21:10 | ミステリ-
『「震度7」を生き抜く』 もし、大地震が起きたら生き残れるか?
d0018433_831049.jpg著者:田村康二 
書名:「震度7」を生き抜く
発行:祥伝社
実用度:★★★★☆

2004年10月の中越地震と40年前の新潟地震の二つを体験した医師、田村氏による地震に遭遇した時のサバイバル術。

つまるところ、個人も企業も自分自身の生活は自ら守る時代だということである。…自助努力こそが、自分を救う…(10章)

8.16宮城地震の折、東京でも何度も大きな揺れが連続し、ひょっとして本物(東海地震)が来たかなと若干心配しました。最近、大地震については他人事とは言っていられなくなり、この本を読んでみました。

元山梨医大教授、70歳現役の田村氏は地震後の手回しが実によく、マンションの10階の住まいだったのをその日のうちに3階に引越しの手続きをし、ホテル・ニューオータニ長岡の部屋をコネを通して1週間押さえています。一般人はこんな芸当はできませんw。

都市部でなく大きな建物・人口が少ない、などの理由で阪神・淡路大震災よりもぐっと死傷者が少なかった(死者40人vs6433人)ものの、中越地震の震源地での重力加速度は阪神の2倍以上で、「突然下から突き上げられる感じ」「道が揺れて、車がパンクしたかと思った」「箪笥、包丁が飛んできた」などの声を聞くとその大きさがわかります。

田村氏によれば、最初の5分は
1.  明かりの確保
2.  逃げ口のドアを開ける
3.  頭を保護する(座布団など)
、が生死を分けるとのこと。
また、携帯電話は1時間以内に通じなくなるから、NTT「災害用伝言板サービス」「災害伝言ダイアル」を使い、手回し発電機つきFMラジオがおすすめ、とありました。

生活上は、トイレが一番の問題なので、尿瓶、簡易トイレ、排尿パンツが便利であり、寝袋、ホカロン、小銭、携帯電話の電源アダプター、水2リットルなどが必要と書かれていました。
また医者らしく、車内寝泊りによるエコノミー症候群への対処法や、うつ、PTSDなどへの言及も見られました。

いざという時に、せめて心構えだけでも持っておくために、読んでおくべき実用的な本だと思いました。自助努力か・・・。本棚や食器棚を壁に固定するくらいは急いでやらねば…。
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by bibliophage | 2005-08-24 08:06 | 新書
『麦ふみクーツェ』 大人向けの不思議な童話
d0018433_7254240.jpg著者:いしいしんじ 
書名:麦ふみクーツェ
発行:新潮社(文庫)
純粋精神度:★★★★☆

(リクルート編集者出身の)作家+イラストレーター、いしいしんじ氏の坪田譲治文学賞受賞作品。

ある国の港街におとうさん、おじいちゃんと三人で暮らすぼく。ぼくにはときどき「とん、たたん、とん」と麦ふみをするクーツェの姿がみえる。おとうさんは変わり者の数学教師で、難しい証明問題をいつも考えている。おじいちゃんは打楽器の演奏者で、街の楽団を厳しく指導する。ぼくは指揮の勉強をするために、船に乗って大都会に出て、世界的なチェロ弾きとその娘に出会う。

最初、ストーリーはゆっくりと展開しますが、竜巻で運ばれたネズミが街に大量に降ってきてから街の歯車が狂い始めます。
大人の童話にふさわしく、おとうさんは「ねずみと素数」の考えに取りつかれておかしくなります。
また、特徴的な人物:変な曲を作り出す用務員さん、盲目の元ボクサー、一見感じのよいセールスマン、などが登場し、話をつなげていきます。
最終的には、「ぼく」は「麦ふみクーツェ」のルーツにたどりつくわけですが…。

色々な小話をはさみながら、何となく話がつながっていくところが、上手いと思いました。その小話のひとつひとつが面白くできています。「アメ玉ください」と叫ぶおうむとか、前世のことを語る男とか。こういう物語の発想には、ピュアな精神を持ち続けることが必要だと思いますが、1966年生まれの著者がいかにしてそうできるのか。感嘆します。
また、最後のコンサートの場面はなかなか感動的でもありました。

結局、「自分の持って生まれた能力・特徴にあわせて一生懸命に生きよう」というのが、童話としてのメッセージなのでしょうが、そこら辺りは栗田友起さんの文庫解説にていねいに書かれています。
同じ著者の 『プラネタリウムのふたご』 も、雑誌ダ・ヴィンチで「絶対はずさない!プラチナ本」として紹介されていました。

いしいしんじ氏HP
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by bibliophage | 2005-08-21 07:28 | その他小説
横山秀夫作品 のお気に入り
d0018433_720101.jpgトラキチさんの 横山作品 My Best 3 への投稿記事です。

1. 『第三の時効
三人の強行犯捜査課長、朽木、楠見、村瀬の特長を書き分けてしのぎを削らせるという構想と筆力が凄く、「第三の時効」という 『ナニワ金融道』 を思わせるアイデアに感心しました。

d0018433_7205231.jpg2. 『動機
警察手帳が大量になくなったり、裁判官が居眠りをして窮地に陥ったりという設定が面白い4つの短編集。

3. 『震度0
ネット上の評判は芳しくない警察内部ドロドロ小説。誰も入れないと思われるので逆張りで一票。週間文春最新号に書評あり。
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by bibliophage | 2005-08-18 07:25 | ミステリ-
『クライマーズ・ハイ』 日航機事故から20年
d0018433_7274336.jpg著者:横山秀夫 
書名:クライマーズ・ハイ
発行:文芸春秋
リーダーズ・ハイ度:★★★☆☆

元新聞記者横山氏による、1985年日航機事故に遭遇した地方紙の記者たちの物語。

群馬の地方紙北関東新聞の記者悠木は、会社の山仲間である安西と谷川岳の難所衝立岩に登る予定だった。しかし、約束のまさにその日、日航ジャンボ機が群馬の御巣鷹山に墜落するという事故が起きた。全権キャップを命じられた悠木は山をあきらめ、連合赤軍以来のこの大ニュースの報道に全精力を注ぐ。

1. 日航機の大事故からちょうど20年がたち、ニュースバリューがある。
2. トラキチさんの横山秀夫My Best 3 投票で現在1位である。
という2つの理由で読んでみました。

気に入った点
・ 全編緊張しっぱなしのノンストップ・ストーリーの筆力は、さすが横山氏。
・ 新聞社の仕事内容について興味深く読めました。特に予定紙面が急に変わったりすることや、締め切りをめぐる攻防など。
・ 組織内部の派閥や手柄争い、足の引っ張り合いなどの駆け引きに見所がありました。
ちょっと引っかかった点
・ 悠木の記者としての能力です。クライマックスでの決断力や個人的な感情からの投書の扱いなど。(後者は設定が無理と思います。)
・ 横山作品のヒューマニズムが苦手。
・ 警察小説に比べるとどうしても事件へのかかわり方が間接的になる(当然のことですが…)。
・ クライマーズ・ハイの感覚が得られなかった。

ということで、すばらしい小説だと思いますが、My Best 3には入らない予定(それだけ全体の作品のレベルが高いということだと思います)。
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by bibliophage | 2005-08-15 07:38 | その他小説
『帰ってきたもてない男』 もてない理想主義者の文化人を救え
d0018433_1026436.jpg著者:小谷野敦 
書名:帰ってきたもてない男
発行:筑摩書房(新書)
面白自虐度:★★★★★

『もてない男』が売れた小谷野氏が、結婚→離婚を経て新たに書いた男女論。

『もてない男』に寄せられた批判は、だいたい二つに分かれる。
1. 「…あなた自身にかくかくの原因があるから」…上野千鶴子など。
2. 「…理想が高いだけ…」…田中貴子、山口文憲など。(第1章より)


これは面白かった~。
現代における「もてない男」の分析とその社会的救済などについて、自分の経験をもとに、古今の文献、本に言及して、徹底的にこだわり抜いた内容です。

まず、恋愛には遺伝的な能力差があり、それを訓練してどうにかしろというのは、「ゆとり教育」の発想と同じで欺瞞である、と言います。見たくれのぱっとしない(と自分でもわかっている)小谷野氏としてはこれが最大のネックです。
次に、身体コンプレックスをスポーツ(その他)で解消しよう、という議論について、著者は「全くの運動音痴」で音楽についてもピアノも挫折し、クラシックしか好きでない、これではもてるはずがない、となります。
また、近代の一夫一妻制というのは男を苦しめ、漱石や鴎外などの文豪も結婚に嫌気がさしていた、浮気や買春をするのも安定した生き方である、と語ります。著者によると、それでも離婚しない場合は「セックスの相手の確保」のためもあるだろうとのことで、彼にとってこの「相手がいない」ということが、強迫観念にまでなっている様子です。

他の知識人の事情についても面白く、呉智英の「買春癖」がばれたことや宮台真司が「膨大な理論化」をおこなった上でテレクラ・援助交際の経験についてやっと言うことができたこと、などがあげられています。
さらに、著者は離婚後テレクラにかけたがうまくいかないので、ネットの「出会い系サイト」に登録したことが書かれています。サクラにひっかかりそうになったり、写真付きだと全く返事がこないことや、どうしても学歴・知性にこだわる著者の様子が笑えます。(雑誌の書評にも「ここまでやるか」と書かれていましたw。)

最後に、もてない著者(東大卒42歳バツイチ)の結婚相手の条件というのがあり、
「25-34歳、1流―1.5流大学卒、古典の文学演劇に関心あり、etc」でしたw。

著者が「もてない」理由は、結局上記1+2、つまり外見・運動能力・コミュニケーション力に劣り、かつ理想が高いこと。自分でわかっていてもどうしようもない所が面白く、またそれを客観的に文章にできる点が著者の強みです。この本も売れそうです。
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by bibliophage | 2005-08-13 10:29 | 新書
『わたしの嫌いなクラシック』 豊富な語彙で表現する「こんなクラシックはイヤだ」
d0018433_7414414.jpg著者:鈴木淳史 
書名:わたしの嫌いなクラシック
発行:洋泉社(新書)
自在表現度:★★★★★

クラシックは洋楽ほど聞きませんが、この本はタイトルを見た瞬間に興味を持ちました。
「クラシック名曲集」とか「私の愛するクラシック」ではなく「嫌いなクラシック」をどのように書くのか。

・モーツァルト「魔笛」:アイドルも演歌もヒップ・ホップもゴッタ煮で出てくる紅白歌合戦みたいなオペラ
・ ブルックナー:構造や全体性をとことん追及するあまり、音楽の流れが中断してしまったり、愛想なくゴツゴツした音楽になってしまう

・ アシュケナージ:「うまい」ピアニストである。…ただ、彼の場合指揮はまるでダメだ。…指揮をすることで、ボク嬉しいなと喜んでいるレベルだ。
・ ティーレマン:サッカーの試合に喩えると、中盤不在の戦術…パス回しができないチーム…前線に放り込んでゴールを狙うという戦術だ。


最初にクラッシック用語でまともに解説し、次に気になる点をあげ、わかりやすい例えを用いて説明を付け加えるというパターンです。徹底的にけなすことはなく、40%ほめて60%けなすといったおもむきで、クラシック全体に対する造詣の深さと愛情を感じました。

特に日本「土着」の指揮者としての小林研一郎を「見得を切る歌舞伎役者」に例えたところは圧巻でした。
鈴木氏の特異な表現力に感心した一冊です。
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by bibliophage | 2005-08-12 07:44 | 音楽
『震度0』 ドロドロの警察小説
d0018433_875173.jpg著者:横山秀夫 
書名:震度0
発行:朝日新聞社
内部抗争度:★★★★☆

横山氏にしか書けない警察小説の最新刊。

阪神・淡路大地震が起きた日にN県警の警務課長が失踪した。以前の県議選とのからみか、それとも女性問題か。キャリアの本部長・警務部長、ノンキャリアの刑事部長らがお互いの利害・思惑の下、真相解明にしのぎを削る。

完全警察内部小説といってよい内容で、失踪したのが警務課長の不破。関係する主要幹部(巻頭に表あり)が上から順に、
キャリアの椎野本部長・冬木警務部長、準キャリアの堀川警備部長、ノンキャリアの藤巻刑事部長・倉本生安部長・間宮交通部長となっていて、他の登場人物もほとんどが警察関係者です。
部長の中でまともなのは震災被害にかかわる堀川だけで、あとの5人は自分の保身のために、部長会議でも情報を共有せず、少しでも有利な展開になるよう、くっついたり離れたりして争うことになります。
また全員が公舎に住んでおり、妻通しの人間関係もからんで、ドロドロの愛憎劇が繰り広げられます。
このドロドロの評判はあまりよくないようですが、私は嫌いではありませんw。

N県警内部を知り尽くしていないと書けない内容で、部長間の駆け引きがとにかく面白い。優劣が一瞬にして入れ替わり、先の読めない展開をします。現実にはあり得ないでしょうが、キャリア通しで罵倒しあったりもします。

横山氏の作品ではいつもオチで違和感を覚えるのですが、本作ではそれはありませんでした。気になったのは、①震災と事件の関係性と②倉本の設定がちょっとやり過ぎ、の2点です。
個人的には、横山作品の中では 『半落ち』 『ルパンの消息』 よりも気にいっています。
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by bibliophage | 2005-08-10 08:09 | ミステリ-